「レンタルサーバーを選ぼうと思いますが、どれがいいですか?」
こう聞かれたとき、どう答えるでしょうか?
もしくは自分がレンタルサーバーを選定しなければならない状況になったら、どうやって探しますか?
- 目次
- 料金、機能からは見えてこない選定ポイント“長く付き合えるかどうか”
- ■料金、機能からは見えてこない重要ポイント
- ①24時間365日稼働(耐障害性)
- ②いざという時のサポート体制
- ③新しい要件に対応できるSaaS連携(オプション追加)
- まとめ
料金、機能からは見えてこない選定ポイント
“長く付き合えるかどうか”
選ぼうと思ったときに概ね数値化されている"スペック"と"料金"に目が行ってしまい、単純なスペックと費用の比較から始めてしまうのではないでしょうか?
確かに費用は重要ですし、Webサイト運営上、動画コンテンツを多用するのであればディスク容量は気になります。電子メールを保管できる容量としてもディスク容量は重要です。
だから、こういった性能比較ができる「レンタルサーバー比較サイト・ブログが溢れているのです。
しかし、費用と性能だけで比較してしまっていいのでしょうか?それを判断する前に“もう一歩踏み込んで“レンタルサーバーの選定ポイントを調べてみましょう。
「サーバーの乗り換え」は甘くない
多くの人は検討の段階で「このレンタルサーバーを何年使おうか」を考慮することはあまりありません。
しかし、契約するレンタルサーバーが長く使えることは、契約後の運営に大きく影響を及ぼすことになります。
サーバの乗り換えは影響範囲が広範囲な切り替え作業を発生させるためです。
と、いうのも、レンタルサーバーにホストすることが多いサービス「Webサーバー」「メールサーバー」は乗り換えに伴うサーバー移行に膨大な時間を要するためです
いずれもDNSサーバでホスト名に割り当てているIPアドレスを変更することによって切り替えることになります。特にメールサーバーの移行は、移行元のメールアカウント情報を移行先に全て生成し切り替えを実施しますが、メールユーザーの受信した既存メールが移行元メールサーバーに一通も残らないよう、環境によってはパソコン一台一台で操作を実施し移行を完了させる必要があります。
こうなるとユーザー数分だけ工数が増えてしまうことになります。
つまり、頻繁にレンタルサーバーを乗り換えることを前提としたレンタルサーバーの選定を実施するということは、乗り換えに伴う切り替え作業を頻繁に実施することにつながるため、非効率な運営を招くことになります。
では、性能比較以外にどんなポイントに着目して選定すれば非効率な運営を排除できるでしょうか。
それには「性能では見えないスペック」に着目して長期に渡って利用可能なレンタルサーバーを選定する、というポイントも重要になってきます。
料金、機能からは見えてこない選定ポイント
“長く付き合えるかどうか”まとめ
選び方を誤ると、乗り換えに伴う切り替え作業が発生し、結果的に非効率な運営を招くことになります。
長期にわたって利用できるサーバー選びが必要です。