WordPressには、簡単にWebサイト作成ができる「テーマ」という機能があります。WordPressのテーマは無料から有料のものがあり、数え切れないほど存在しています。
Webサイトの目的に合わせたテーマ、SEO対策をしやすいテーマなどいろいろなテーマがあります。初めて利用する方はどれを選ぶべきか迷うかもしれません。
本記事ではWordPressのテーマに関する説明やテーマを選ぶポイント、おすすめのテーマをご紹介します。
テーマとは?テーマを使うメリット
WordPressテーマとは、WordPressで作成したWebサイト全体のデザインや構成を変更するためのテンプレートのことです。WordPressテーマを使うことで本格的なWebサイトやブログが作成できます。
テーマのインストールは「テーマエディタ」から任意のテーマを選び、そのデータをアップロードするとインストールが行なえます。比較的簡単に導入することができます。
テーマは無料から有料のものがあり、特に有料のテーマはカスタマイズしやすいように設定画面がデザインされていて、複雑なコードやプログラミングが不要になります。また、SEO対策がすでに行われていたり、ブログを記載しやすいようにシンプルになっているもの、アフィリエイトに特化して収益化しやすいものなど、テーマによって様々な特徴があります。
難しい設定を行わなくても、目的に合ったテーマを探して導入することにより、手軽にWebサイトデザインが構築できることがWordPressテーマを利用する大きなメリットです。
テーマを選ぶときのポイント
WordPressのテーマにはとても多く種類があります。Webサイトの目的に合ったテーマを選ぶことが大切です。テーマを選ぶポイントとして下記が挙げられます。
- Webサイトのイメージ、コンセプトに合っているか
- SEO対策がしやすいか
- レスポンシブ対応しているか
それぞれ具体的に見ていきましょう。
Webサイトのイメージ、コンセプトに合っているか
テーマはいろいろな種類があります。Webサイト作成に向いているもの、ブログ作成に向いているのも、ECサイトを作成できるものなど、テーマによって特徴が異なります。
ECサイトを作成するのであれば決済機能を手軽に導入できるか、アフィリエイトサイトを導入するのであればWeb広告の導入ができるか、といったようなことを確認してテーマを選ぶ必要があります。
ご自身のWebサイトの目的やイメージを考慮して最適なテーマを選びましょう。
SEO対策しやすいかどうか
SEOとはGoogleなどの検索エンジンに対するWebサイト最適化のことです。ご自身のWebサイトが検索結果上位に表示されるように対策しやすいかどうか、ということです。Web閲覧者にとって使いやすく、かつ閲覧しやすいWebサイトにすると検索エンジンからの評価が良くなり、結果として検索結果の上位に表示されやすくなります。
この理由からWebサイトに対してSEO対策を行うことは大切です。SEO対策を行う機能があるテーマを選ぶことで、手軽にWeb閲覧者にとって使いやすいページを作成することができます。
レスポンシブ対応しているかどうか
レスポンシブとは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどどのデバイスからWebページを表示しても、デバイスサイズに合わせて適切な画面サイズでWebページが表示されることです。
最近ではWebサイトをパソコンで見たり、スマートフォンで見たりといろいろなデバイスでインターネットを利用するケースが増えており、様々なデバイスに対応することはとても重要になりました。
また、Googleはパソコンだけでなく、スマートフォンでも見やすいWebページの検索順位を上げていくことを表明しています。
おすすめのWordPressテーマ
おすすめのWordPressテーマをご紹介します。テーマのそれぞれの特徴や向いているWebサイトも紹介しますので参考になさってください。
無料のWordPressおすすめテーマ
無料のWordPressおすすめテーマ①:Cocoon(コクーン)
- 特徴
- シンプルなWordPressテーマで初めての方でも感覚的に使え利用に便利な機能が網羅されています。SEOやWebページ表示の高速化、モバイルフレンドリーに最適化されています。 どんなWebサイトジャンルでも違和感ないデザインになっています。
無料のWordPressおすすめテーマ②:Luxeritas(ルクセリタス)
- 特徴
- SEO最適化、レスポンシブ、高カスタマイズ性に優れています。特に多機能であるにも関わらず、Webページを高速に表示するための仕組みに力を入れており、とても高速に動作します。
また、「吹き出し」デザインを利用することができたり、別に用意されたデザインファイルをインストールするとさまざまなデザインが利用できます。ブログサイトの利用におすすめです。
無料のWordPressおすすめテーマ③:Lightning(ライトニング)
- 特徴
- 最短でビジネスライクなWebサイトやブログの作成ができます。ビジネスサイトでよく使いそうなパーツをパターン化していたり、あっという間にページが組み上がります。
無料のWordPressおすすめテーマ④:STINGER(スティンガー)
- 特徴
- 日本で導入しているWebサイトがとても多いです。事前に準備されたSEO対策やデザインは他のものと比べると多少少ないですが、なんといってもCSSやPHPを使った機能拡充が行いやすくです。自身でカスタマイズしつつ使いたい場合や柔軟性を持って作成したいWebサイトへの利用におすすめです。
無料のWordPressおすすめテーマ⑤:Xeory Extension(セオリー エクステンション)
- 特徴
- Webマーケティングで有名なバズ部が作成したテーマです。サービス紹介や会社情報などのWebページを簡単に作成できるようになっていて企業のホームページやランディングページ作成におすすめです。
無料のWordPressおすすめテーマ⑥:Fukasawa
- 特徴
- ポートフォリオサイトにおすすめです。シンプルなレイアウトですが、ロゴやサイドバーのカスタマイズが可能です。画像を使ったスライドショーを表示することもできます。
無料のWordPressおすすめテーマ⑦:Emanon Free(エマノン フリー)
- 特徴
- Web集客に特化したテーマです。見込み客が増えない、商品が売れないといった困りごとを解決するために開発されました。ビジネス向けテーマが揃っていて、企業サイトや事業サイトが直感操作で作成できます。個人事業主、中小企業におすすめのテーマです。
有料のWordPressおすすめテーマ
有料のWordPressおすすめテーマ①:SWELL(スウェル)
- 特徴
- シンプルにも関わらず多くの機能があります。WordPress5.0から導入されたブロックエディターに完全対応しており、かつ熟考されたSWELL独自のカスタマイズを加えて使い心地を快適にしています。最高水準のSEO対策にも対応しています。しかもマウスのみで素早く編集作業が可能です。ブログやアフィリエイトサイト、企業サイトへの利用がおすすめです。
有料のWordPressおすすめテーマ②:THE THOR(ザ・トール)
- 特徴
- 集客や収益に徹底的にこだわって、「集客・収益化支援システム」を搭載しています。Webサイトの集客・収益最大化を後押ししてくれます。おしゃれでかっこいいデザインも採用しており、ブログ、アフィリエイト、ポートフォリオページにおすすめです。
有料のWordPressおすすめテーマ③:AFFINGER(アフィンガー)
- 特徴
- アフィリエイトに特化しているテーマです。ブログやWebサイトで売り上げを上げたい場合におすすめのテーマです。他のテーマと違い、不要なものを削除してWebサイトを尖らせるために必要な機能を持ち、徹底的に最適化できるカスタマイズ機能があります。
有料のWordPressおすすめテーマ④:STORK19(ストーク)
- 特徴
- ブログに特化したテーマです。洗練されたデザインを持ち、ブロックエディター対応や表示スピードの改善が行われています。またブログを書くのが楽しくなる仕掛けや機能があります。
有料のWordPressおすすめテーマ⑤:DRIVER
- 特徴
- Webサイトを実際に企業に納品してきたノウハウと技術を詰め込んだテーマです。実績に基づいて作られた内部構造や美しいデザインで洗練されています。SEO対策、収益化対策も盛り込まれています。ブログで使えるデザインパーツが豊富なためブログでの利用がおすすめです。
有料のWordPressおすすめテーマ⑥:SANGO
- 特徴
- ユーザフレンドリーを追求したテーマです。Googleのマテリアルデザインを採用して直感的に操作がわかるようにしています。ボタンも30種類以上よういされており、簡単に記事内で使用することができます。ブログ、アフィリエイト、企業ホームページにおすすめです。
有料のWordPressおすすめテーマ⑦:JIN
- 特徴
- 読む人も、書く人へもすべてを考え抜いたデザインを採用しています。20種類以上のボックス、160パターンの見出しを用意しており、自分好みのデザインに着せ替えができます。記事の執筆に役立つエディターも準備されており、ブログサイトへの利用におすすめです。
まとめ
本記事ではWordPressのテーマやテーマを選ぶポイントやおすすめのテーマを紹介しました。Webサイトのデザインはご自身のサイトを印象づける大切な要素です。
テーマは無料でも高機能なものが多いですが、有料テーマでは更に作成できるデザインの幅が広がったり、サポートが充実するようになります。
まずは無料テーマを試してみて、足りない機能があれば有料テーマに切り替えていくことをおすすめします。
紹介したテーマはどれも人気あるテーマですので、テーマ選びに迷ったときはぜひ参考になさってください。