世界で最も使われているブログサービス『ワードプレス』でウェブサイトを作るためには、レンタルサーバーが必須です。
しかし、どのレンタルサーバーを選べば良いのか分からず、ワードプレスの導入を躊躇している方もいるでしょう。
この記事では、ワードプレス用のレンタルサーバーの選び方を、選ぶ際のポイントから分かりやすく解説します。
初心者でもレンタルサーバーにワードプレスを設置する手順を理解できるよう、紹介していきます。
目次
ワードプレスとは?
ワードプレスは、代表的なブログサービスのひとつで、原則としてレンタルサーバーにインストールして利用します。
レンタルサーバー無しでも、「WordPress.com」に登録すれば、無料のブログサービス同様に利用することは可能です。
ただし、WordPress.comでは、使える機能が大幅に制限されるので、ワードプレスを使うメリットが半減してしまいます。主に以下のデメリットがあげられます。
レンタルサーバーなしの場合のデメリット
- 独自ドメインが使えない
- WordPress.comの広告が表示される
- Googleアドセンスは利用不可
- テーマ・プラグインはインストールできない
- ストレージ容量は3GBまでに制限
ですので、ワードプレスを利用するなら、レンタルサーバーにインストールして利用する方が一般的です。
レンタルサーバーを利用することで、独自ドメインでワードプレスのブログを運用できるのも大きな魅力ですね。
初心者の方でワードプレスを使うなら共用サーバーがおすすめ
まず、レンタルサーバーには、以下の4種類があります。
- 共用サーバー
- 専用サーバー
- VPS(仮想専用サーバー)
- クラウドサーバー
ここでは、初心者の方にもおすすめできる共用サーバーについて紹介したいと思います。
共用サーバーは、1つのサーバーを複数のユーザーが共有するサービスです。
サーバーのカスタマイズ性は低いものの、比較的安価にサーバーをレンタルすることができるのが特徴です。
ワードプレスでブログやオウンドメディアを運営する場合、サーバーサイドのカスタムまで必要になるケースは多くありません。
特に初心者の場合、共用サーバー以外のレンタルサーバーでは、使いこなせない機能が含まれる可能性がありますので、一番管理負担が低い共用サーバーをおすすめします。
レンタルサーバーについては、こちらでも詳しく解説しています。
【初心者向け】レンタルサーバーとは?仕組みと種類をわかりやすくご紹介
ワードプレス用のレンタルサーバーの選び方
ワードプレス用のレンタルサーバーは、次の4つの点が選択基準になります。
- 月額料金
- ワードプレスに適したPHP、データベース
- 独自SSLが利用できるか
- ワードプレス簡単インストール(自動インストール)機能
ここでは、選び方のポイントを解説します。
レンタルサーバーの選び方①:ランニングコスト
レンタルサーバーの月額料金は、ワードプレス運用のランニングコストになりますので、重視すべきポイントです。
月額料金は、サーバーの種類や使える容量のプランによって変動します。
個人や企業のブログで小規模なものであれば、月額料金1,000円~2,000円程度のサーバーでも十分でしょう。
レンタルサーバーの選び方②:ワードプレスの全機能が使えるか
ワードプレスでは、PHPとデータベースを利用します。
基本的には、「ワードプレス対応」と記載されているレンタルサーバーなら、ワードプレスをインストール可能です。
ただし、レンタルサーバーのPHPなどが推奨されているバージョンでない場合、機能が制限されている場合もあります。
ワードプレスの動作要件については、WordPress.comの要件を参照しておきましょう。
レンタルサーバーの選び方③:無料の独自SSLを使えるか
独自SSLは、独自ドメインに対して発行されるSSLサーバー証明書です。
SSLサーバー証明書が発行されることで、サイトの暗号化通信が可能となり、ユーザーを守るとともにサイトの信頼性も向上させることができます。
独自SSLのサービスは、有料・無料のサーバーがありますので、無料で独自SSLを使えるかもレンタルサーバー選びの基準になります。
レンタルサーバーの選び方④:ワードプレス簡単インストールができるか
ワードプレスは、FTPソフトを使って手動でインストールすることもできますが、手順が複雑なため、初心者には難易度が高くなってしまいます。
しかし、ワードプレス簡単インストール機能の付いたレンタルサーバーなら、ブログタイトルなどの基本情報を入力するだけで、簡単にワードプレスをインストールできます。
ワードプレスに対応した多くのレンタルサーバーで、ワードプレス簡単インストールを利用できますので、機能のついたサーバーを選択するようにしましょう。
レンタルサーバーにワードプレスを設置する手順
ワードプレスは、以下の3つの手順でレンタルサーバーに設置できます。
ワードプレス設置手順①:サーバーの契約
ワードプレスの全機能を利用するには、レンタルサーバーの契約が必須です。
PHP・データベースがワードプレスの動作要件に合っているサーバーを契約するようにしましょう。
ワードプレス設置手順②:独自ドメインの取得
独自ドメインでブログを運用できるのも、ワードプレスの大きなメリットです。
レンタルサーバーによっては、個別の設定不要で簡単にドメインを設定できる独自ドメインサービスがありますので、サーバーと相性の良いサービスで独自ドメインを取得しましょう。
ワードプレス設置手順③:ワードプレスのインストール
ワードプレス簡単インストール(自動インストール)機能の付いたレンタルサーバーなら、簡単な情報を入力するだけでワードプレスをインストールできます。
インストール機能の付いていないサーバーでも、FTPソフトなどを利用すればワードプレスをインストールできますが、初心者の場合はインストール機能付きのサーバーがおすすめです。
ワードプレス用レンタルサーバーの注意点
ワードプレス用にレンタルサーバーを選ぶなら、次の3つの点に注意が必要です。
- 月額料金だけを選択基準にしない
- ワードプレスのインストール数(データベースの数)
- バックアップ機能
ここでは、ワードプレス用のレンタルサーバーの注意点について解説します。
レンタルサーバー選びの注意点①:価格だけで選ばない
レンタルサーバーを選ぶ際には、月額料金だけを判断基準にしないように注意しましょう。
サーバーの月額料金は、ブログ・サイト運用のランニングコストになりますので、重要な判断基準であることは間違いありません。
ただし、ワードプレスの全機能を利用する際には、PHPやデータベースがワードプレスの動作要件に合っていることが重要です。
月額料金だけでサーバーを選んでしまうと、ワードプレスのメリットを発揮しきれないこともあります。
ですので、ランニングコストと用途に合わせて、適正なサーバー・プランを選択するようにしましょう。
レンタルサーバー選びの注意点②:複数のワードプレスをインストールできるか
幅広くブログを運用する予定のある方は、複数のワードプレスをインストールできるサーバーを選択しましょう。
原則、ワードプレスを設置する際には、1つのワードプレスに1つのデータベースを利用します。
ですので、データベースを1つしか利用できないサーバーでは、レンタルサーバー1つの契約に対して1つのワードプレスしかインストールすることができません。
複数のデータベースを利用できるサーバーの場合、「ワードプレス複数インストール対応」など表記がありますので、判断基準にしましょう。
レンタルサーバー選びの注意点③:バックアップ機能があるか
ワードプレスのデータは、人的・ウイルス・災害など、さまざまな要因で破損・消失してしまうリスクがあります。
ですので、積み上げたブログ・サイトのデータを守るためには、データのバックアップ機能の付いたレンタルサーバーを選ぶことが重要です。
定期的にバックアップをしてくれる、「自動バックアップ機能」の付いたサーバーなら、万が一のデータトラブルの際にも被害を最小限に抑えることができます。
レンタルサーバーのバックアップについては、こちらで詳しく解説しています。
レンタルサーバーはバックアップが必要!仕組みを図解で詳しく解説
iCLUSTA+ byGMOならワードプレスも快適
これから、ワードプレス用のレンタルサーバーを探しているなら、GMOの共用サーバーiCLUSTA+での運用がおすすめです。
iCLUSTA+では、ワードプレスが快適に動作するメモリが搭載されており、ワードプレスのフル機能を不便なく利用することができます。
また、ワードプレス自動インストール付きですので、初期設定のみで初心者の方でも簡単にワードプレスをインストールすることが可能です。
全プランにおいて、データベースは無制限で利用できますので、安心してワードプレスを運用することができます。
iCLUSTA+のレンタルサーバーでは、ワードプレス向けのセキュリティ診断・改ざん監視にも対応していますので、安全にブログ・サイトを運営できる点もうれしいですね。
ワードプレスはレンタルサーバーで運用しよう
ワードプレスの機能をフルに利用するなら、レンタルサーバーの利用は必須です。
レンタルサーバーによって、共用サーバーのようにワードプレスの簡単インストール機能が付いたサーバーもありますので、初心者の方でもワードプレスの導入はそれほど難易度が高くありません。
ワードプレス用のサーバーを選択する際には、月額料金よりも、ワードプレスに適した機能やデータベースが充実しているかを重視しましょう。
世界で最も使われているブログサービスを、レンタルサーバーでしっかり活用してみてはいかがでしょうか。